読んだ

 

グリモワールの契約者―終焉の騎士アルヴァレス (電撃文庫)

グリモワールの契約者―終焉の騎士アルヴァレス (電撃文庫)

 
そういえば樹戸英斗ってこんなノリだったなぁ、って思い出した本。
思ったよりケツバットから芸風が乖離してないという印象を受けた。
それはそれとして意外ときっちりロボット物してたりとかして、なかなか楽しい。
 
中盤のリゼットの暴走っぷりとか、ミレイが主人公に好意持つ下りの
とって付けた感じとか、微妙に突っ込みどころはあるけれど
全体としてはかなりフツーな感じ。まさに並。
続刊出すとしたら相応の変化をつけていかないと継続は難しそうな印象かな・・・
 
  
いい。実にいい。
久々にシリーズの原点回帰、って感じがした。
 
唐突ですが俺、ライトノベル等における
 
「世界と大切な人、どちらかを選ぶとしたら俺は迷い無く大切な人を選ぶぜ!」
 
的なシチュエーションが大好物です。非常に燃えます。
たとえ世界を、全てを敵に回しても誰か一人のために戦う、みたいなね。
電撃文庫で例を挙げるなら「悪魔のミカタ」が好例。
あとブギーポップの「オルフェの箱舟」もそんな話だったんで妙に印象に
残ってたりします。
 
で、「世界平和は一家団欒のあとに」ってシリーズはそもそも始まりからし
まさにそのテーマの体現みたいな話だったので結構好みだったんですが。
ここ数回は割りとそこから外れた話が多かったような樹がしていたんです。
(いやもちろん、一家のキャラクターを掘り下げるような話も
それはそれで嫌いではないんですが)
今回はまさに第一巻の話の裏返しというか、刻人が主役として
軋人と立場を入れ替えて対決するという感じで、まさしく俺好み。
非常に楽しんで読ませていただきましたとも。ええ。
 
 
でも梢のキャラはあんまし好感持てなかったです。
ヴィィィィィィッチって程でもないんだけど。
そういう性格になるまでの過程もちゃんと描かれてたわけだし。
単に好みの問題かなぁ。
 
 
では今日はこんなところで。
配信はまた近日中に。